年初から進めてきた新築のプロジェクトがようやくスタートしそうです。
今回は意匠設計から構造計算・省エネ・申請~工事監理まで弊社で担う案件です。
特に確認申請に関しては法改正後の審査だったので工期が全く読めず・・・。
非常に気を揉みましたが、無事に審査がおりて一安心です。
手探り状態での申請でしたので審査員の方々にはご迷惑をお掛けしたと思います。
さて、当計画についてですが
今回は2階に大きな勾配天井があるため、長尺の母屋を小屋束で受ける架構です。
一般的な架構と比べると小屋束の本数が少なくなるため、屋根の引き上げについてきちんと対策する必要があります。
風の影響で屋根に負荷がかかり、小屋束から上が吹き飛んでしまわないように。
構造計算ソフトではこの部分の判定は無いものが一般的。
それなりに耐力のある「かすがい」の商品選定や施工指示を行わないと構造計算書が絵にかいた餅になってしまうわけです。
構造計算でNG判定が出ていないからOK、ではなく、何を前提条件としてOK判定が出ているのかを知っておく必要があります。
完成は年末ですが、楽しみです。