中大規模グレー本の二日間の対面講座を大阪で受けてきました。

トラスはさて置き、高耐力面材を使用する場合の注意事項や追加検討事項などは普段の業務では馴染みがない内容でしたが、
7倍以下(階高に依る)では検討を省略されているということも含めて、知っておいて損はない内容ばかりでした。
普通のグレー本では検討項目として出てこないような周辺部材の耐力など、「安全であるとして省略」という前提の上に成り立っているということを改めて確認できる良い機会でした。
これは、「構造計算ソフトでOKだから」といって、やはり無茶な設計は良くないということに繋がります。

12mm以上だと、面材詳細計算も鉛直構面では使いにくいですね・・・水平構面ではたまに使えます。

木梁でも振動の検討式があったり・・・初めて知りました。
住宅規模ではロングスパンはほとんど出てこないですが、覚えておきたい内容です。
ということで二日間みっちり缶詰の講習でした。
構造計算上の建物耐力と実態の建物耐力のギャップをできるだけ無くすためには
このような講習を幅広く受けていくことが大事だと思います。