先日、お気に入りのカフェに立ち寄ってきました。
建築家の石川友博さんが設計されたPARLAND COFFEEさんです。
建物が密集したエリアにあるんですが、店の中から一歩外に出ると、木々や植栽に囲まれた落ち着いた空間が広がっていて驚きます。
庭を手がけられたのは、リビングソイル研究所の西山さん。自然素材に囲まれたテラス席では、周りの喧騒から切り離されたような、
ゆったりした時間がいつも流れています。
このカフェで印象的なのが、素材の選び方。新築当初の見た目をそのまま保とうとする建材じゃなくて、
時間とともに表情を変えていく素材がたくさん使われています。経年劣化じゃなくて、経年変化を楽しめる素材。
木や左官、鉄なんかは使い込むほど味わいが増していくので、僕もすごく好きです。こういう素材、
これからもどんどん提案していきたいなと思っています。
あとはやはり、中と外をつなぐ中間領域。軒下のテラス席は、屋内と屋外のちょうど中間にある場所なんですが、
こういう場所があるだけで建物全体の居心地がぐっと変わってきます。
中間領域をどう設計するかで、建築の良さは結構左右されるんじゃないかなといつも思っています。
木のぬくもりや緑の気配に包まれながら過ごすひとときは、何度行っても心が和みます。
建物が密集した街の中でも、素材と設計次第でこんなに穏やかな居場所がつくれるんだなと、訪れる度にいつも感じます。